衣食住の実験ノート

衣食住や育児にまつわることを、いろいろ試して、考察しています

エプロン論

エプロンをする理由

 

料理をするようになって、自分にはエプロンが必要なんだと分かった。

「気持ちが切り替わるから」なんて、心理的な理由からではない。

せっかちのわたしは、勢いで料理する。なので、調理中は、フライパンから油が飛び跳ねたり、ボウルから粉が舞い上がったり。。エプロンを巻かないことには、物理的に着ているものが油や粉まみれになってしまうのだ。

 

なので、エプロンが必要ない、なんて声を聞くと、油が飛び跳ねたりしないくらい、落ち着いて料理ができているんだと、勝手に尊敬してしまう。

 

とはいえ、エプロンをするのは決して嫌いじゃない。むしろ安心するし、主役ではない「エプロン」という存在は、慎ましく、好ましいと思う。

 

 

わたしのエプロンの作り方

 

エプロンは、ミシンがあれば、ものの2時間もあれば完成する。

 

洋服と違って、気楽な身分なので、イメージと多少違っても、縫い目が少々ゆがんでいても、巻いてしまえば分からないのがいいところ。

そんな気安さなのに、ちゃんと活用できてしまうから、裁縫初心者の人には、まずはエプロンを作るのがいいんじゃないかと思っている。

 

 

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型を取るのも、いつも使っているエプロンを型紙代わりに、チャコペンでなぞるという荒技。

ここにぬい代をつけて、裁断。あとは、縫うだけ。

 

エプロンの素材に、リネン生地を選ぶことが多かった。色もきれいで、素朴な雰囲気のリネンは、多少くたびれても味になる。エプロンとリネンは相性がよい。

実際、多くのショップやメーカーから、リネンのエプロンがたくさん出ているし、 わたしもエプロンはリネンが最上!と思っていた。

 

でも、丈夫なリネンで作ると、重さを感じて肩が凝るように。。。着用時間が長いだけに、軽いエプロンが欲しい。

軽いリネン素材もいいけど、もうちょっとベクトルの違うものをしてみたい。いつか雑誌で見たエプロン商会のリバティのエプロン素敵だったなぁ。。。

 

と新しいエプロンへの妄想は募り、近所の生地屋さんで見かけた、ソレイアード のローン生地使ってみることに。

夏らしく、光沢もあり、軽い。

 

 ソレイアード にもローン生地があるんですね。定番のシーチングより上品な印象で、カジュアルじゃないのが、今の気分にちょうどいい。(ちなみにローン生地とは、ブラウスやワンピースに使われる生地で、光沢があって、繊細な印象の生地。リバティもローンです。)

あまりエプロンに向いている素材ではないかもしれないけど、基本コットンなので、洗濯機でもガシガシ洗える。

 

 

 わたしのエプロンコレクション

 

 

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エプロンコレクション。左は、作り立てのソレイアード 。右のリネンエプロンは、

3年目に入ってくたびれ気味。黒のエプロンは、夫のペルーみやげ。PERUという文字入りなので、

いちいちペルーのエプロンだと思って使っている。

 

 汚れをガードしたいので、フルエプロン(肩からあるエプロン)で、ガツガツ洗える天然素材が鉄板条件。そして、今回のソレイアードは、丈を長め、肩ひもも調整できるようにタブを追加してみた。

 

丈を長くすると、なかなか具合がいい。今は、ボトムスはスカートにしろパンツにしろ長めのものが多いから、相性がよく、なんとなくこなれて見える印象。

 

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今回のエプロンのサイズ。丈を長くしてみました。用尺は、1.4mくらい。

 

そして、予想通り、ローン生地はとても軽くて涼しく、これからの季節に重宝しそう。

 

洗濯をすると、シワを伸ばすのに、パンパンする時間がちょっと増えるけど、その手間を差し引いても、ローンのエプロン、なかなかおすすめです。

 

軽いエプロン、やみつきになりそうで、今度はブロード生地で作ってみる予定。生地はすでに用意しています。

 

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エプロンのソーング本、発見!次は、レストランのユニフォームみたいなエプロンを、

敢えてきれいなネイビーパープルのブロード生地で作ってみようと思っています。