「親も」楽しめるボードゲーム
わたしは、基本的に子どもらしい遊びに付き合うのが苦手です。
子どもが3人もいるというのに、外見も中身からも母性は、ほとんど感じられず、「生まれ変わっても保育士さんになれないねー」と自虐的に言うと、子どもが激しく同意する有様。
それについて悩んだ時期もありましたが、子どものことは好きなので、接し方は人それぞれ。こういう母だけど、子どもはなんとか学んでおくれ、というスタンスでやっています。
なので、子どもとの付き合い方は、「自分の好きなことに、なんとかして子どもを巻き込む」。
最近のコミュニケーションツールは、もっぱらボードゲームです。
こちらでは、親が子どもとやって楽しいと思うボードゲームを紹介していきます。
- まず、親が楽しいボードゲームって?
- 条件をクリアした、親が楽しめるボードゲームはこちら
- ボードゲームをすると、子どもの特徴が見えてきます。
- ボードゲーム好きの長男は、あまり遊んでいないからと、Nintendo Switchをメルカリで売りました。
ポイントは、「運と戦略のバランス+時短」!
大人もカードをめくるたびにドキドキ、ワクワクし、負けるとけっこう悔しい、そんな時間をお子さんと味わっていただけたら、と思います。
そもそも、わたしは生粋のアナログゲーム好きです。
小学生の時は囲碁将棋クラブに属し、趣味はオセロ、スピード(トランプの)、ドンジャラ。
学生時代は麻雀、「麻雀ができます」と宣言して広告会社への就活もパスしたくらい、ある意味アナログゲームと共に生きてきました。
ところが、出産・子育て期になると、そうした時間が、いきなりゼロ!
でも、子どもがそこそこの年齢(小学生くらいから)になると、一緒にアナログゲームを楽しめるようになります。しかも、子どももどっぷりハマってくれているので、わたしとしては、嬉しいかぎり。
まず、親が楽しいボードゲームって?
1)運と戦略のバランスがいいゲーム
わたしは、人生ゲームは好きではありませんが、モノポリーは大好物です。
どちらのゲームも、基本的にはサイコロを振って、マスを進むという「すごろく形式のゲーム」ですが、両者は全く別モノ。
人生ゲームは、さいころの出た数字、つまり運が、ゲームの勝敗を圧倒的に支配します。
10年前のイメージでいうと、ハイリスクorローリスクのコース選択が多少あるくらいで、どちらかというと「サイコロで運試しをするゲーム」という感じ。
対して、モノポリー。
サイコロの数で進むので「運」の要素もありつつ、そこで、“土地を買うかどうか”、果ては、“家、なんならホテルまで建てるかどうか”を、相手の状況やゲームの戦局を見ながら決めていく、「戦略」の要素が必要になってきます。
この、「戦略と運のバランスがいいゲーム」は、大人がやっても楽しいです。
ボードゲームが流行っていますが、戦略を練るには、相手の状況を見極め、自分のその時の運なども鑑みる、脳味噌をフル回転させる必要があります。普段、脳の使っていない場所を使う感じが、大人も子どもも、なんとも楽しいです。
2)なんといっても時短!早く終わるゲーム
ボードゲーム、長いものなら2時間くらいかかるものもあります。
世界三大ボードゲームの「カタン」うちにもありますが、ゲーム時間は、軽く2時間。
このゲームは、嫌いな子どもはいないんじゃないか(特に男子)というくらいのゲームなので、子ども同志でやってもらいます。うちは、いわゆるデジタルのゲームがwiiくらいなので、遊びに来た子は、カタンを目当てに来ています。
日常で、わたしがボードゲームに付き合えるのは、夜ご飯の食器を片付け、お風呂を入って寝るまでの、せいぜい30分間程度。それくらいなら、毎日やっても負担になりません(ボードゲーム好きなので)。
10分ぐらいで終わるゲームもあるし、そのあたりの隙間時間でできるものがおすすめです。
条件をクリアした、親が楽しめるボードゲームはこちら
1)アルゴ(所要時間10分・2人〜4人)
裏返しにされている相手のカードの数字を当てていくゲーム。単純だけど、奥深く、やっていて飽きません。「頭のよくなるゲーム」というコピーがついているように、推理力、記憶力、分析力などが鍛えられますが、ゲームとして、ただただ楽しいです。
2)カルカソンヌ(所要時間30分・2〜5人)
めくったカードで領地を組み立てていく、男子は間違いなく好きなゲーム。最近、息子と毎日やっています。準備物も少なく、気楽に始められるのもいいところ。運と戦略のバランスがとてもよく、カードによっては終盤でも逆転できる、おすすめのゲームです。
3)インサイダーゲーム(所要時間 1ゲーム5分程度・4人〜)
テーマを知っている「マスター」に「庶民」が質問をして、テーマを推測するのと同時に、庶民の中には、実は答えを知っている「インサイダー」が一人まぎれていて、そのインサイダーが誰かを当てる、人狼と同じ正体隠匿系ゲームにテーマを当てるクイズ要素もプラスされていて、楽しいです。
ボードゲームをすると、子どもの特徴が見えてきます。
「カルカソンヌ」では、こっちがコツコツ築いているモノに平気で割り込んでくる子、一発逆転を目指す子など、「ほぉ、こんな性格だったんだ」と普段では見えない発見があります。
「アルゴ」「インサイダーゲーム」も、記憶力、推理力が必要なので、子どもによって脳みその使い方がだいぶ違うんだなぁということが、対面で一緒にやっていると、リアルに感じられます。
ボードゲーム好きの長男は、あまり遊んでいないからと、Nintendo Switchをメルカリで売りました。
長男は、小5の誕生日にSwitchを自分の小遣いを半分出して、手に入れましたが、 ボードゲームやレゴをやってるほうが楽しいから、と品薄で、高く売れる時にメルカリで売りました。
わたしのアカウントを使ったので、添削はしましたが、文章も写真も、発送も概ね息子が一人で担いました。
中1からメルカリ使って、高額なものを取引することに賛否はあると思いますが、本当に欲しいもの(レゴのようです)のために、資金を作るべく売ったことに、今のところ後悔はなさそう。
(ちなみに、送料などを差し引いた利益の半分は親に返してくれました)
うちの長男は、かなり変わったケースかもしれませんが、アナログなボードゲームもかなり楽しいので、これを機会に、よかったら、子どもとやってみてくださいね。