羽釜、使用歴8年目の感想。アウトドア、持ち寄り会でも絶賛活躍中。
うちの炊飯アイテムは、「羽釜」です。
スイッチ一つの便利な炊飯器ではなく、火加減が面倒そうな羽釜を選ぶなんて、「丁寧な暮らし」の住民だと思われがちですが、わたしが羽釜を選んだのは、4合炊きで8000円という経済的な理由からでした。
安さに惹かれて購入した羽釜ですが、8年間使用してみると、日々の道具として、これがとても「適当」。「適当」の意味合いは、もちろん、『ある性質・要求などに、ちょうどよく合うこと。ふさわしいこと』のほうです。
炊飯器の代わりに使っていた電気圧力鍋(当時は玄米菜食を目指していたので、玄米を炊く用に使っていました)が壊れた時は、普通に炊飯器を買おうと思っていました。
しかし、思いの外、高い。。。上は10万円超えで、アイテムも多く、どれを選んでいいのか正直見当もつきません。そんな時、平松洋子さんがご著書で、羽釜を紹介されていたことを思い出しました。
一体成型の羽釜を、ガスこんろでも炊きやすいように工夫したなべ。“かまど”に吹きこぼれを受ける溝があるので、ガス台も汚れません。ふたの重みが計算されていて、ほどよい圧力をかけてふっくらと炊き上げます。 |
調べてみると、「釜炊き三昧」5合炊きでも1万円以下。無骨な見た目も好みです。
使い方も中火で火にかけ、7,8分→吹きこぼれたら、弱火にして2分→15分ほど蒸らして(放っておくだけ)、終了。
トータル30分で炊きたてご飯が完成します。
実質、「中火にかけ、吹きこぼれたら、弱火にして2分(コンロのタイマーをセット)」
のところに手を出すだけなので、スイッチ一つの炊飯鍋とあまり変わりません。
Amazon.co.jp : ウルシヤマ 謹製 釜炊き三昧 5合炊き 日本製 21208 : ホーム&キッチン
使っていくと、いいところを次々と発見!
持ち寄り会で、雑穀米を混ぜたご飯を持っていくだけで、喝采を浴びます。「単に雑穀米ですが。。。」と恐縮するも、確かに、「おいしそう」感が出る。
テーブルにドン!と置けるのもいい。子どもたちがそれぞれ自分の好きな量を取り分け、おかわりするのも気楽。
18センチなので、テーブルに置いても圧迫感がなく、むしろ「一品増えてる?」感すら出る。
収納も楽チン。うちでは、片手鍋と共に、棚にしまっています。わざわざ炊飯器のスペースを設ける必要がないのも嬉しい。
購入してから気づきましたが、アウトドアでも重宝しています。キャンプ、BBQで、いつものものを普通に使えるって、重荷が一つ減った感じです。飯盒用の鍋をわざわざ買わなくても大丈夫。
そして、ここがポイントなのですが、使って8年、壊れる気配が全くしません!恐らく半永久的に使えてしまうのではないかと思います。
残念ながら、ここはイマイチ
不満なところは、タイマーができないこと。保温時間をいれると、炊き上がるまで30分くらいはかかるので、朝、寝坊したらドキドキします。
保温できないところも弱点です。ただ、釜炊き三昧が表紙に大きく掲載されている「クロワッサン 目利きが選ぶ暮らしの道具決定版」で、おひつを見つけました。
蓋の内側でごはんの水分を調整してくれる「カネダイ陶器 おひつ」(レンジ使用可)。最近は、おひつの登場で、保温ができないこともあまり気にならなくなりました。おひつ生活は、むしろ喜びになっています。。。*1
わたしより長生きするかも、な羽釜。
収納や使い方など敷居は意外に低いのに、用途は広い。使える道具です。
*1:ここに脚注を書きます