白髪の出現
この1年で、わたしの髪に対する自己認識は大きく変容した。
きっかけは、白髪の出現。
30代後半になって、周囲は白髪染めに行く行かないで盛り上がっていた。わたしは、生まれてこの方、自分の頭皮から白髪を発見したことがなく、髪についてだけは、ちょっと自信があった。
カラーやパーマの類は学生時代から20年ほどしていない。妊娠して皮膚が敏感になってから、シャンプーは自然派の(固形)石けんを使うように。リンス、トリートメントは一切なし。そんな無添加ケアが功を奏していたのか、髪の毛は比較的ツヤツヤしていた。
(髪型は、コシノヒロコのようなパッツン前髪に、おかっぱが定番)
シャンプー選びの座標軸になっているのが、服部みれいさんが編集していた「マーマーマガジン」というエシカルなリトルプレスの「シャンプー問題」特集。
松山油脂、パックス、白雪の詩、ジョンマスター、など市販されている自然派のシャンプーの使い比べを、ケミ子(いわゆる一般的な界面活性剤入りの商品のユーザー)サイドの意見も含めて紹介(市販品をチャラい「石田純一」にたとえて紹介。発行日を見たら10年以上前!今だったら、石田純一は出てこないだろうな。。)。
「塩のみ」という達人の話(男性ながらツヤツヤヘア)もあり、わたしも塩サイドの人でありたい、いつか隙あらば塩を試したい、と思うように。
そんな特集や他の自然派の本を読むと、「髪のケアはしなければしないほど、白髪とは無縁になり、ツヤも保たれる」という方程式に思い至るように。その上、「石けんケアだけのわたしは、白髪村の住民ではない!」となぜか信じ込むようにも。。
1年ほど前のある日、白髪を発見した。
そりゃあ、一本くらいできるよね、
小学生の時に友達の白髪、抜いてあげてたし。
そして、そこから幾日。
子どもが、嬉しそうに
「ママー、しらががある!」
そうそう、先日1本発見したから、2本目かな?
と思っていたら、
「ここと、ここと、あ、ここにも!」
子どもに捜索してもらうと、4本くらい見つかった。
どうやら、白髪人生が始まった?
とりあえず抜いてもらうことにした。
(後日、抜いてはいけないと知る)
そして、one yaears afterの現在。白髪はもう普通に毎日目につく。
そりゃそうだよね、母も父も白髪だ。
しかし、この出始め白髪ケアというのが、なかなか厄介。。
まだ全体をカラーする段階にはきていない(はず)
しかし、毎日ほぼ「三つ編み一つ縛り」のわたしは、耳の上あたりの生え際の白髪が、やたらと目に付く。グレイヘアには遠すぎるし、とはいえ放置していると「ケアしてない感」がそこはかとなく漂う、微妙な塩梅。
とりあえず、生え際だけ、このトリートメントをして、今のところやり過ごす。
大島椿、ヘアカラートリートメント。
敏感肌のほうだけど、特に問題なく。染めも、それなりの気が。(比較対象が少ないので)
2日ほど続けて染めると、一週間くらいは気にせず生活できる、といった感じ。
40歳を過ぎて、正直自慢だったツヤもいまいちに。
なぜか、人生最後のロングヘアを目指し、1年半ほど美容室に行っておらず、前髪もセルフカットの現在。ロングになると、普通に毛先あたりがパサついている。どうやら、短いからツヤっとしてたのかも。。いや40歳をすぎて、急激な衰えがきてるのかも。。
衰えへの対応として、コンディショナーを投入して、「人並みのケア」をたまにするように。これはこれで悪くない。ただ、石けんを転がしていただけの時代が長かったので、トリートメントやコンディショナーするのに慣れず、ただただ面倒。
香りのいいものを選んで、「それなりに」楽しみを見出して、「なんとなく」対処している。
あ、書いていて、投げやりな感じになってきた。。
まだ、これ!というのが見出せていない「髪のケア」。
30代では、ほとんどなかったけど、これからいろいろ展開されていくんだろうなあ。。