衣食住の実験ノート

衣食住や育児にまつわることを、いろいろ試して、考察しています

ぐちゃぐちゃの買い物の記録

二週間ほど前、セールで服を買った。

40%オフのワンピース。

欲しいものリストに入っていたものでもなく、もっと言えば、服が欲しい気分でもなかった。

 

インテリアのショップのインスタを見ていたら、素敵なイッケンドルフのガラスポットがあった。

shop.ornedefeuilles.com

 

もっと詳しく見るべくPCを立ち上げると、そのショップは服も扱っている。どうやら、世の中はセールをやっているようだ。7月だし、そりゃそうか。

そうなると、他のショップのセール具合も気になり、お気に入りのショップをふらふらと眺め始めると、

 

ぼんやりとした眼に、一枚のワンピースが留まる。

 

カシュクールのワンピース。定番の形、ロング丈、涼しそうな素材(コットンボイル)、色も黒(脱黒を誓ったはずなのに)。買ったら、普通に使えそうな気がする。

 

定価の19000円(税込)だと、特になんの食指も動かなかった気がするが

それが、11000円(税込)ほど。。。

お得!

  

さらに画面を追うと。。

返品不可。服で返品不可って!

 

ここで前なら諦められたのに、最近はメルカリという手段もあるので、事情が変わってしまった。似合わなくなっても、メルカリで売ればいいという短絡的な選択肢が浮上。

 

メルカリをチェックすると、1万円ほどで売れている。

ということは、失敗しても、1万円ほどで売れるとして、そこからメルカリへの手数料10%引いても9000円、まぁ8000円になっても、送料を、差し引いて

失敗しても損失は3000円くらい?

 

そんなあざとい考えで、買ってしまった。

情報に踊らされた買い物で、なんとも後味が悪い。。。。

 

ネット業界の「網」に典型的に引っかかっている、この行動&思考様式。もう少し抵抗したかったけど、疲れて弛緩していると、消費社会の未知の商品が放つ「甘いにおい」に、ついうっかり誘導されてしまう。。。

 

とはいえ、入手経路とは関係なく、服は、純粋に「その服が似合うか、どうか」という側面も持っているので、ちょっと厄介。 

 

パターンと体型の相性、生地の色味と肌写り、素材の劣化速度だけでなく、その時の自分(髪型、気分!)に似合うか、TPO(職種や子育て中など)に合うか、

服が選ばれ、生き残っていくのは、こうした諸条件をそれなりにクリアしていくことが求められる。

 

だから、こんな後味が悪い、欲望に負けた買い物なのに、最終的には意外にいい買い物だったりすることも。。。

 

素敵なショップの感じの良い店員さんから買ったそこそこ値段の張ったブラウスより、体型に合った衝動買いした無印のカットソーのほうが出番が多かった、という経験。きっと誰しもが持っているはず。

 

 

ワンピースは一週間ほど前に届いた。まだ試着しかしていない。

いろいろ御託を並べたのに、

似合わない。。。?

 

涼しげな素材とはいえ、長袖なので、すぐに出番はない。

とりあえず値札がついたまま、いい頃合いになるまで保管することに。

 

 

こういう、ぐちゃぐちゃの買い物をした最大の要因は、「メルカリで売ればいい」という変な免罪符を手に入れてしまったことだなぁ。。。

これは今後無効にしなければと強く誓う。

 

仕舞っているワンピースは、全総力を挙げて、なんとかして着こなす方向にもっていきたい。。服の生存ためのいろんな条件を挙げたものの、気合も大事。

 

とりあえず、盛夏を過ぎた頃に、もう一度引っ張り出すつもりだ。

 

f:id:apronron:20200809185154j:image本文にはほとんど関係ないですが。服のついでに、アイロン台をご紹介。普通のアイロン台に布を貼ったもの。テーブルに気軽に置けるこのサイズ感が使いやすい。