衣食住の実験ノート

衣食住や育児にまつわることを、いろいろ試して、考察しています

今年の買い物を振り返ってみる 〜日用品

2020年の日用品ランキング、我が家のナンバーワンは、「箸」でした。

 

わたしは、長年箸を求めていました。

13年前に結婚してから、ちょっとしたライフスタイルショップで、それなりの価格(1500円くらい)の箸を買っては満足せず、買っては満足せずの繰り返し。。

 

箸なんて、一度買ったら、何年も使えそうなもんなのに、

気づいたら、ところどころ塗装が剥がれて貧乏くさい感じになったり、箸先が黒ずんで汚らしい感じになったり、うちでは残念な末路を辿っていました。

 

いつの頃からか、そんな箸との攻防にも疲れて、客用や菜箸用にと買った無印の竹箸(10膳で400円くらい)をぞんざいに使うように。

 

箸のことは諦めた〜

そんな今年の2月ごろ。

見つけてしまいました。

ひたすら造形が美しい、瓢箪型のstarnetの箸。広島のMANOS GARDENにて。

 

f:id:apronron:20201203131258j:plain

広島市観音にあるMANOS GARDEN。独特の商品セレクトが好みです。

 

 

箸先が細く、なんとも優雅。瓢箪型の仕上げも丁寧で美しい。

そのたたずまいは、まるで工芸品のよう。

ショップの方に伺うと、職人さんが丁寧に削り出しているそうです。

 

f:id:apronron:20201203131239j:plain

こちらがスターネットの瓢箪のお箸。ひたすら美しい。

 

しかし、わたしは箸と苦々しい経験を重ねてきた箸ジプシー。とりあえず一膳だけ購入し、わが家の耐用試験をクリアできたら、家族分を揃えることにしよう。

 

そして、半年。

この箸に対する愛着は、むしろ高まるばかり。

子どもたちが雑に使っても、劣化もせず、美しいたたずまいは変わらず。

加えて、その細い箸先がもたらす適度な緊張感が

だらっとした日常の食卓に、いい塩梅の刺激を与えてくれさえするという。。

 

f:id:apronron:20201203131216j:plain

こちら半年後の美しいままの瓢箪。

手前は、ちょっと後に買い足した子ども用の箸。かわいすぎて欲望に抗えず。

奥は「天削」。MANOS GARDENに在庫があって、夫用に購入しました。

 

こんなに「箸」について書き連ねてしまう、このお箸。

「いい道具って、その存在に自覚的にさせてくれますね」

といわれるけれど、そんな「語りたくなる箸」!

 

買い揃えに行ったら、スターネットでは生産中止になるかも?とのことで、

MANOS GARDENには、もう入荷してこない模様。

「瓢箪」は売り切れていて、在庫のあった「天削」を一膳買い求め、あとはネットで購入しました。

 

ということで、日用品部門は1位箸。

2位はおひつ、3位は金継ぎキット、かな。

なんだか丁寧な生活をしている感じのセレクトですね。

 

結婚13年目となると、ある程度は揃ってしまっているから、

「隙間的なところを埋めるもの」を選ぶ余裕が出てきたのかなと自己分析。

 

こんな「序列」を勝手につけてみたわけですが、一年振り返って、生活について思考してみる、いい機会になりました。