今年の買い物を振り返ってみる 〜日用品
2020年の日用品ランキング、我が家のナンバーワンは、「箸」でした。
わたしは、長年箸を求めていました。
13年前に結婚してから、ちょっとしたライフスタイルショップで、それなりの価格(1500円くらい)の箸を買っては満足せず、買っては満足せずの繰り返し。。
箸なんて、一度買ったら、何年も使えそうなもんなのに、
気づいたら、ところどころ塗装が剥がれて貧乏くさい感じになったり、箸先が黒ずんで汚らしい感じになったり、うちでは残念な末路を辿っていました。
いつの頃からか、そんな箸との攻防にも疲れて、客用や菜箸用にと買った無印の竹箸(10膳で400円くらい)をぞんざいに使うように。
箸のことは諦めた〜
そんな今年の2月ごろ。
見つけてしまいました。
ひたすら造形が美しい、瓢箪型のstarnetの箸。広島のMANOS GARDENにて。
箸先が細く、なんとも優雅。瓢箪型の仕上げも丁寧で美しい。
そのたたずまいは、まるで工芸品のよう。
ショップの方に伺うと、職人さんが丁寧に削り出しているそうです。
しかし、わたしは箸と苦々しい経験を重ねてきた箸ジプシー。とりあえず一膳だけ購入し、わが家の耐用試験をクリアできたら、家族分を揃えることにしよう。
そして、半年。
この箸に対する愛着は、むしろ高まるばかり。
子どもたちが雑に使っても、劣化もせず、美しいたたずまいは変わらず。
加えて、その細い箸先がもたらす適度な緊張感が
だらっとした日常の食卓に、いい塩梅の刺激を与えてくれさえするという。。
こんなに「箸」について書き連ねてしまう、このお箸。
「いい道具って、その存在に自覚的にさせてくれますね」
といわれるけれど、そんな「語りたくなる箸」!
買い揃えに行ったら、スターネットでは生産中止になるかも?とのことで、
MANOS GARDENには、もう入荷してこない模様。
「瓢箪」は売り切れていて、在庫のあった「天削」を一膳買い求め、あとはネットで購入しました。
ということで、日用品部門は1位箸。
2位はおひつ、3位は金継ぎキット、かな。
なんだか丁寧な生活をしている感じのセレクトですね。
結婚13年目となると、ある程度は揃ってしまっているから、
「隙間的なところを埋めるもの」を選ぶ余裕が出てきたのかなと自己分析。
こんな「序列」を勝手につけてみたわけですが、一年振り返って、生活について思考してみる、いい機会になりました。