夏の日差しを楽しむ日傘
若者が日傘をさす市民権を得たのは、温暖化が進んだ、 ここ10年ほど?のような気がします。
20年前のわたしが大学生の頃は、 お嬢様タイプの子だけに使う権利が与えられていて、 カジュアルな格好のわたしは、 たやすく手を出してはいけない雰囲気がありました。また、 そのカジュアルな格好に合う日傘もなくて、日傘= レースや刺繍、フリルがついたもの、のイメージ。
30代になると、3年毎に子どもを産んで育てていたので、 日傘とは、さらに縁遠くなりました。手は両方とも、 子どものもの。手を繋ぐのはもちろん、ベビーカーを押したり、 抱っこしたり、子どもの荷物を抱えたりと、自分のために使える余地は、残されてなかったんですね。
日傘をさすいろんな余裕がなくて、早く日傘がさせる身分になりた い。。。なんて思いながら、麦わら帽子をえいっとかぶる日々。
帽子も折りたためるカジュアルなもの、一択。日をよける、 頭皮を守る、そこに、ちょっとおしゃれもできたら嬉しい、 という意識で帽子を選んでいて、mature. haのツバ広タイプのものを愛用していました。
日傘をさせる身分になったのは、 下の子が幼稚園に入ってからです。
昼間に時間ができて、手も空いている。今こそ日傘の出番ではない だろうかと、念願の日傘探しの旅が始まりました。
とはいえ、どんな日傘をえらんだらいいのだろうか、早く手に入れたい反面、いざ買うとなると、決め手に欠ける。。。
そんな時に、いつも独自のスタイルでおしゃれな友だちが、 宮島のsignalで購入したというアフリカンバティックの日傘 をさして、現れました。わたしにとっては、そんなちょっと大げさな「現れる」感じ。
その日傘は、黄色に青の動物が描かれている、なかなか挑戦的な一本です。
しかし、夏の日差し、青い空、白いTシャツに、 その黄色の日傘は映えに映え、夏を謳歌してる!という感じがみなぎっていて、 彼女にとっても似合っている。また、日差しが似合う。
(ちなみに、signalさんで日傘展が始まるみたいです↓)
彼女の日傘のイメージが脳裏にこびりついていた時、広島のFrascoさんのHPで見たのが、真っ白なリネン生地に煤染めで丸が手書きされている、 ヒトツトテ。さんの日傘。見てすぐに、買いに走りました。
それが、こちら。
もう、さすたびに嬉しくなるんです。
手に入れてから4年目になりますが、いまだに衰えることなく、 嬉しい。。。
なかなか、ここまで嬉しさが衰えないものって、 珍しいなと思います。
派手ですが、人目も気にせず、うわぁ〜嬉しい、 なんて思いながら、さしています。紫外線ブロックといった効果は薄いのかもしれないですが、日差しで白さが際立ったりすることや、写った影がきれいなのも、嬉しい。
一つだけ難点をあげると、 柄物の服との相性がよろしくないということ。柄物の服の日は、 少しドキドキしながら、日傘をさしている自分に気づきます。
丸3 年、この日傘一筋だったので、 無地の二本目をそろそろ探しても許される頃合いかなと思い始めています 。
今週のお題「傘」